プロジェクト開発に登録したExcelブックをサーバーにアップロードするとエラーメッセージが表示されます。エラーメッセージ：「ファイルの保存に失敗しました。」

現象

プロジェクト開発に登録したExcelブックをサーバーにアップロードするとエラーメッセージが表示されます。

　エラーメッセージ：「ファイルの保存に失敗しました。」

dbSheetよりExcelブックをサーバーにアップロードする方法は3つあります。

それぞれのエラーメッセージが表示される例が、下記の①～③です。

この例は、クライアントにあるExcelブックをサーバーにアップロードする操作を行ってます。

① 開発版のブック定義で、個別にExcelブックをアップロードするときの画面

② 開発版のブック定義において、一括でExcelブックをアップロードするときの画面

③ サーバー管理画面のプロジェクト情報のメンテナンス画面より、個別にExcelブックをアップロードするときの画面

dbSheetは、サーバー側の保存先パスに既にファイルが存在する場合、そのファイルを上書きするように動作します。

しかし該当ファイルの上書きをするときに、そのファイルへのアクセス権が不足している結果表示されるエラーとなります。

サーバー版がアクセスするフォルダーやファイルは、「NETWORK SERVICE」でアクセスするため、この権限が付与されている必要があります。

dbSheet以外の方法（Exploreなどでファイルのコピー）で、Excelブックをサーバー側の所定の場所に保存した場合は、「NETWORK SERVICE」の権限が付与されないことがあります。

その後、dbSheet側よりExcelブックをアップロードすると、「アクセスが拒否されました」というエラーが表示されるようになります。

実行版で該当プロジェクトを実行する場合は、Excelブックに読込権限が付与されていることで、正常に動作します。

2つの方法を紹介します。

① 大量のExcelブックに「NETWORK SERVICE」権限を付与する方法

　・Exploreなどで、サーバー内のExcelブックに一括して権限を追加します。

② 少量のExcelブックに「NETWORK SERVICE」権限を付与する方法

　・Exploreなどで、サーバー内のExcelブックをリネームまたは削除します。

　・dbSheetよりプロジェクトに登録済のExcelブックをサーバーにアップロードします。

※サーバーのファイルを直接操作する許可が無い場合は、サーバー管理者に依頼する必要があります。

① サーバーの移行やサーバーストレージ交換などを行った場合は、権限が外れていることを気づきにくいです。その場合は、サーバー内のフォルダーやファイルの権限確認を忘れないようにお願いします。

② dbSheetサーバーのプロジェクトフォルダーを共有フォルダーに設定している場合の注意点

・クライアントから共有フォルダーに接続しExcelブックのコピーを行う場合は、コピーされたExcelブックに「NETWORK SERVICE」権限は付与されません。

その場合は、「【対処方法】①」を行うようにしてください。