内容

CSVユーザー取込ツール（dbs_CSVImp.exe）を利用して、他システムのユーザー情報を

毎晩 dbSheetサーバーに取り込んで、ユーザーを連携させています。

この時、ツールの基本的な考え方が、

　　・全削除

　　　　↓

　　・全挿入

であるため、挿入時に例外的なユーザーが存在した場合、

　　・全削除

の状態が発生してしまいます。

この状態を避けるために、差分更新の考え方で、ユーザー情報を更新できませんでしょうか？

対処方法

CSVユーザー取込ツール（dbs_CSVImp.exe）の起動パラメータを組み合わせることで、

既存ユーザーはそのままに、新規ユーザーのみを追加することができます。

具体的には、下記の起動パラメータの両方を指定して、CSVユーザー取込ツール

（dbs_CSVImp.exe）を実行します。

　・clr=False

　・nochk=True

※ この時、取込みに使用するCSVファイルは、これまでと同様に、新規ユーザー込みの

　 CSVファイルになります。

＜実行コマンド例＞

dbs_CSVImp.exe oid=1234 url=http://192.168.0.192 uid=sysad pwd=ABC!123 file=C:\work\user.csv clr=False nochk=True

＜起動パラメータの解説＞

　ここで指定した起動パラメータの本来の意味は下記の通りです。

　clr=False：CSVファイルに既存登録ユーザーが存在するか重複チェックを行い、重複

　　　　　　した場合は取込処理を中断します。

　nochk=True：登録済みのユーザーが存在しても、処理を中断せず、そのユーザー情報を

　　　　　　　 CSVファイルのもので上書きします。

　clr=False と nochk=True をあわせて指定することで、登録済みのユーザーが存在しても

　処理を中断せず、そのユーザー情報をしCSVファイルのもので上書きします。

　登録済みユーザー → 登録済みユーザーのユーザー情報をCSVファイルのもので上書き

　未登録ユーザー　 → ユーザー情報を新規に登録

＜注意点＞

　CSVファイルからユーザーを削除してあっても、dbSheetサーバーから該当ユーザ

　ーは削除されません。　ユーザーを削除するには、別途削除したいユーザーのCSV

　ファイルを作成後、オプション cpw=False を指定して、CSVユーザー取込ツール

　（dbs_CSVImp.exe）を実行する必要があります。

＜補足＞

　 CSVユーザー取込ツール（dbs_CSVImp.exe）は、dbSheet開発版のオンライン

　ヘルプからダウンロードすることができます。

　一緒にダウンロードされる「CSVユーザー取込ツール操作マニュアル.pdf」をよく読ん

　でからご利用ください。