内容

タイムアウト値を変更しても、データ更新処理を行うタスクタイプでタイムアウトエラーが改善しません。

エラーメッセージの例：「タスク実行中エラーが発生しました。（Web Service Timeout）」

考えられる要因

dbSCのテーブル更新で標準の場合は、1レコード／1ブロックごとに更新データを送信して更新しています。

DBサーバー（ユーザーDB）が別立ての場合、処理対象のレコード数が多くなるに従いネットワークでの」処理回数が増えてより多くの時間がかかるため、タイムアウトエラーが発生する場合があります。

また、DBSサーバーとDBサーバー（ユーザーDB）が共にオンプレミス(社内サーバー)の場合は、ネットワーク回線の処理がありませんが、DBサーバー（ユーザーDB）がクラウドにある場合は、ネットワークでの処理回数が増えてより多くの時間がかかるため、タイムアウトエラーが発生する場合があります。

同一サーバー　：　ユーザーDBがDBSサーバー内に存在している。

別立てサーバー　：　ユーザーDBがDBSサーバーとは別のサーバーに存在している。

データ更新を行うタスクタイプで、処理に時間がかかる場合、またはタイムアウトが発生する場合は、「更新バッチサイズ」の値を大きくすることで、一度に送るデータ量を増やし、データ更新全体の処理時間を短縮することが可能になります。

設定箇所　：　「データベース定義」－「データベースの接続設定」－「更新バッチサイズ」

　※更新バッチサイズの値は、環境に応じて1000→2000→3000のように最適な値に設定して

　　ください。値を大きくすることでタイムアウトエラーの改善が期待できます。

設定可能な　DBMS　：　SQL Server、Oracle、MySQL

更新バッチサイズ　：　1回のデータ送信をブロックとし、ブロック内に送れるレコード数を指定します。

※データ更新を行うタスクタイプは下記の4種類です。

　10200:テーブル更新

　10201:拡張テーブル更新

　13101:グループ集計　（「動作モード＝更新」の場合）

　13102:クロス集計　（「動作モード＝更新」の場合）

手順は以下のとおりです。

① 開発版のDB定義を開きます。

② 運用・実行環境の「データベースの接続設定」を開きます。

「オプション設定を有効にする」をチェックをし、「更新バッチサイズ」の箇所に処理するレコード件数を設定します。

※「更新バッチサイズ」の値を大きくしても改善されない場合は、接続先を「サーバー・エイリアス」に

　変更して、サーバー側からの接続にすることで、改善された事例があります。

　接続先が「サーバー・エイリアス」の場合については、次の説明を参照してください。

① サーバー管理画面の「（１）リソース管理」にある「４．データベース登録」を開きます。

② データベース一覧から「詳細」の画面を開きます。

③ 「オプション設定を有効にする」をチェックし、「更新バッチサイズ」の箇所に処理するレコード件数を設定します。